ヒプノセラピー(催眠療法)で見えた、僕の「派遣時代のトラウマ」の正体

「催眠」への偏見と、僕の震え

「ヒプノセラピー」と聞いて、あなたは何を想像しますか?

テレビ番組の催眠術のように、指を鳴らされた瞬間にニワトリの真似をさせられたり、意識を失っている間に何かを植え付けられたり……。

正直に言います。派遣社員として働き、常に「誰かに支配される恐怖」の中にいた僕は、この療法が一番怖かった。

しかし、当時の僕は、工場の油の匂いを嗅ぐだけで動悸がし、上司に似た声を聞くだけで指先が震える「重度のトラウマ」を抱えていました。

「この震えを止めなければ、僕は二度と社会に戻れない」

その一心で、僕はフィールハートのソファに横たわりました。

それは「意識がなくなる」のではなく、極限の「整理整頓」

体験して分かったのは、ヒプノセラピーとは意識を失うことではなく、むしろ意識の解像度を極限まで高める作業だということです。

豊福先生の穏やかなガイドに従って深くリラックスしていくと、脳が普段の戦闘モードを解き、深いバックグラウンドにある過去の記録(ログ)にアクセスし始めます。

僕が辿り着いたのは、ある蒸し暑い午後の工場でした。

ラインが止まり、般若のような顔をした上司が僕に向かって怒鳴り散らしているシーン。

当時の僕は、ただ「怖い、消えたい」としか思えませんでした。

しかし、催眠下でその光景をメタ(俯瞰)の視点で見直したとき、ある衝撃的な発見があったのです。

トラウマの正体は、上司ではなく「僕の解釈」だった

映像の中の上司は、確かに怒鳴っていました。

でも、その時の僕(過去の僕)の胸の奥から、こんな声が聞こえてきたんです。

「ほら、やっぱりお前はダメな人間だ。みんなに迷惑をかける、価値のない部品なんだ」

驚きました。僕を一番傷つけ、震えさせていた犯人は、上司の怒鳴り声ではありませんでした。

その声をきっかけに、僕の脳内で自動的に再生されていた「自分をゴミ扱いするプログラム」だったのです。

ヒプノセラピーは、この「勝手に走っている呪いの言葉」を特定し、

「ああ、これは当時の状況が生んだエラーログであって、今の僕の真実ではない」

と、脳の深い部分で情報の書き換え(デバッグ)を行う作業でした。

過去を消すのではなく、過去を「ただのデータ」にする

セッションが終わって目を開けたとき、不思議と部屋が明るく見えました。

あんなに僕を苦しめていた工場の風景が、ただの古い写真のように感じられたのです。

過去は変えられません。

でも、「その過去にどんな意味付け(プログラム)を貼り付けているか」は、今この瞬間に変えられます。

• 加古川の病棟で、失敗した経験がフラッシュバックして動けなくなるあなた。

• 高砂の現場で、特定の誰かの顔を見るだけで吐き気がするあなた。

それはあなたの心が弱いからではなく、脳の奥深くに処理しきれていないエラーログが残っているだけかもしれません。

フィールハートのヒプノセラピーは、魔法ではありません。

あなたの人生をフリーズさせている古い記録を、エンジニアのように一つずつ整理し、明日を生きるための「新しいOS」をインストールする。

極めて知的な再起動のプロセスなのです。

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